ノーレート雀荘対抗戦レポート

5回目の開催となるノーレート雀荘対抗戦。

第1回大会では全国から8チームを募集しており、アエルの申し込みは一歩遅く9番目でした。運営スタッフの方がなんとか参加を可能にしようと考えてくださいましたが、叶わず。

1年待ってアエルは第2回大会から参加し、その年に全国第3位の結果をおさめました。

今回のチームアエルは前回同様、アエルで開催しているチーム戦『奏リーグ』の優勝チームが代表に。

全20チームの頂点に立ったのは

✨『日高町麻雀連盟』✨

チームメンバーは日高町の町役場に勤める青年たち。
彼らはアエルの代表となり、ノーレート雀荘対抗戦に挑戦!
東日本予選を突破し、準決勝では1位通過!
見事決勝の舞台まで辿りつきました。

決勝での結果は、第3位と残念ながら優勝はできませんでしたが、初めての放送対局に臨んだ彼らの緊張感や絶対勝つぞという意気込み、アエルのことを思ってくださる気持ち、応援してくれる方々への思いなどが伝わってくる素晴らしい戦いでした。

そんな彼らのノーレート雀荘対抗戦レポート。ぜひご覧ください!


奥野 柊哉

登場人物

廣中一樹(会長)
水上佳佑(けーすけさん)
木下一真(かずまさん)
みなみちゃん(今大会優勝ラブリースマイルの紅一点)

東京に結構大事な忘れモノをしてしまいショックです・・・。それは置いといて、今大会の物語と感想です。

開局1番、カン8sツモ! リーチ・一発・ツモ・一気通貫・赤、「3000・6000!」。

 ペン3pのテンパイを外し、場況のいいソーズ待ちにしてのこの和了。その日は、とても見えていました。安手での流し、待ち読み、ダマテンへの警戒、それに応えるように、親番、発がドラで暗子の配牌。6巡目に高目チャンタの14mテンパイ。すぐに上家から1mが放たれ18000の加点。大会1日目、準決勝の1試合目のことでした。

 1ヶ月前の東日本予選では、なんとか通過できたものの個人はマイナスをしており、足を引っ張ってしまう結果に、なんとしても今回活躍して、チームそしてアエルに貢献したい気持ちであふれていました。

 会場にひろがる緊張感と高揚感。気持ちはすごく前のめりでしたがそんな時こそ謙虚に。「謙虚かつ強気に」をモットーに臨みました。

 結果、個人では、かずまさんが1位、ぼくは3位。チーム順位は見事1位での通過となりました。チームの通過はもちろんでしたが、4回戦目、一真さんとぼくでダブルトップの対決で熱くなりました。個人1位もとりたかったな~悔しい。

 大会後の夜は、おおはしゃぎ。打ち上げ会場はふらっと入った焼き肉屋さん。通路には鏡と装飾で彩られたきらびやかな空間、案内された席に着くやいなやメニューをひらくと厚切りカルビ6枚4000円近く、牛タン6枚もそのくらいと、あの時みんなで顔を見合わせ苦笑いしたことは今でも忘れられません。お金、大丈夫です?尋ねると、会長はひとこと返事いや、ふたことさんことくらい高いとは言っていたかもしれないですが、「1位3位で好きなだけ飲んで食べろ!」と言ってくれました。

 一番食べて飲んでいたのはけいすけさんでした。次いでかずまさん、夜のご飯大食い勝負は二人の圧倒的な勝利で幕を閉じ、二人は夜の街へ姿を消していきました。

 さて、2日目。ここからが本番になります。初のスリアロスタジオでの放送対局、また麻雀ができるワクワクとドキドキ。みなみちゃんへのどきどき。高まる気持ちを必死におさえ、冷静に頑張りました。

 今の自分の実力では、難しい配牌が多く結構迷いました。序盤はいい感じだと思ったのですが、本手が実らず、しまいには苦しい満貫の放銃。メンホンの369mツモりたかったな~。あと、裏ドラ1枚ぐらいのってよ~とか思っていました。でも、見せ場はたくさん作れたかな~と思ったので満足です。配信見ていた方アドバイスください。

 成績を残せなかったのは、前日1位で浮かれて飲み過ぎたとか、興奮で寝られなかったとか、みなみちゃんといっぱいお話してデレデレだったとかそんな理由では決してありません。決してです。

 結局チーム順位は3位で、1位を持ち帰ることはできませんでしたが、それ以上にこの大会を通して得られたものはたくさんあると思います。

 稽古をしてくれたプロの方たち、セットをしてくれた仲間たち、毎回たくさんの応援をしてくれるアエルのみなさんと麻雀打ちの仲間たち。たくさんの人に支えられここまで来ることができました。本当にありがとうございます。

 この1年は麻雀漬けで、クリスマスとかそんなものはどっかにいきました。来年はクリスマスも頑張ろうと思います。でも、麻雀がたくさん打てて幸せでした。

 さて、次の奏リーグ(ノーレート雀荘対抗戦の予選)も、みなさんバチバチにやりあいましょうね。

 そして、全国1位という名の「忘れモノ」。次は忘れないように必ず持ち帰ってきますか。


水上 佳佑

第5回ノーレート雀荘対抗戦に参加して

 自分にとっての麻雀は、友人や先輩後輩、親戚ら身近な人と楽しむ程度のものでした。

 廣中会長ら日高町麻雀連盟メンバーに自分が麻雀を打てると知られてからというもの、夜な夜な呼び出されることが多くなり、自分が麻雀を打つ頻度はとても多くなりました。

 麻雀スクールアエルの奏リーグに参加したいと思っていると廣中会長から話があり、「若い子達で行っておいで」と断ったはずでした。チームはまさかのセミファイナルへ進出。そんな中、セミファイナル個人2位の黒瀧が、新年初競り一番まぐろを目指すためにチームを離脱することになり、その代打で、いや、秘密兵器としてファイナルに参加することに。黒瀧のアホが好成績で随分ハードルを上げてくれましたが、普段から彼をボコボコにしていることもあり気負いは全くありませんでした。結果、自分の大活躍によりチームは優勝、アエル代表としてノーレート雀荘対抗戦に出場することになりました。帰り道には気分良くメンバーに寿司をご馳走しました。

 東日本予選でもまさかの好成績で、チームは準決勝に進出。決勝のYouTube生配信に向けて少しでも見栄えを良くしようとダイエットを開始。体重の減少とともに自分の雀力は落ちてしまったようで、準決勝、決勝では成績を残せませんでした。今までの自分なら国士無双の一向聴なんて全ツッパでしたが、あの時は相手の牌が透けて見えてしまい降り。あちこちから褒めてもらいましたが、牙を折られたような感覚で悔しかったです。最後の最後、放送の裏で大好きな4000・8000を和がれて喜んでいましたが、またまたいちぽむさんに捲られてトップを逃し、木下の個人MVPを援護できず。悔しい結果でした。それでも一生に一度あるかないかの経験をさせてもらったこと、応援をたくさんいただいたこと、ただただ大感謝です。

 細かい麻雀の内容や相変わらず符計算はわかりませんで、今回の大会を通して感じたことを。冒頭言ったとおり、自分にとっての麻雀は友人知人と楽しむためのひとつの遊びでした。ですので、雀荘に行ったことも何度もあったわけではありませんし、知らない人と打ったこともなければ、逆に敷居が高いのではと足が遠のくことの方が多かったかもしれません。

 自分が無知だったのもありますが、ノーレート、麻雀教室などの存在に触れ、初心者でも麻雀を楽しめたり学べたりする環境があるということ、麻雀を通したコミュニティがこんなにあるんだということに感動でした。実際、自分も麻雀を通してたくさんの人と知り合うことが出来ましたし、仲間も増えました。麻雀の楽しみ方、向き合い方も人それぞれではあると思いますし、遊び、娯楽のひとつであることにもかわりはないでしょうが、自分は、麻雀をひとつの遊びなどとは今後言えないでしょう。

 最後に、今回このような機会をくださった麻雀スクールアエルの皆様、ノーレート雀荘対抗戦運営の皆様、対戦してくれたチームの皆様、大会前に練習や特訓に付き合っていただいた皆様、応援していただいた皆様に感謝を申し上げて、自分のレポートと致します。

日高町麻雀連盟 水上佳祐a.k.aみずぽむ


木下 一真

【奏リーグ予選~決勝】

 個人的に掲げていた1節1トップを決勝で逃してしまいました。これは完全に勝負飯を食べていないからであると反省しています。木下の勝負飯「二葉のうな重」、米風亭「油そば」、千秋庵、「巴里銅饠」。これからもアエルでの対局前には上記のいずれかを食してから向かう事にします。

 このリーグ戦でたくさんの方と麻雀が打てて、麻雀をきっかけに仲良くなれて本当に良かったです。これからも遠い場所には居ますが、かなりフットワークは軽いのでたくさん交流して行きたいです。

よろしくお願いします!

【東日本予選~田町スプラッシュ】

 宣言していた丸七のカツ丼を食べに門前仲町本店へ、しかしそこではテイクアウトのみの販売しかやっていなかった。リサーチ不足である。諦めて歩いて築地まで行きもんじゃを食べました。翌日は朝から築地へ行き「卵焼き」、「お好み串」、「いちご飴」、「たこせんべい」、「うな重」を食べ最後に鳴門鯛焼本舗の「十勝あずき」で締め、対局準備完了。会場である「田町スプラッシュ」に到着。

 1回戦目に最強戦司会の小山さんと同卓し、東1局に小山さんのタンヤオ、トイトイ、ドラ4、ツモれば三暗刻の倍満を防ぐリーヅモチートイドラドラの3,000-6,000と、これまた小山さんの南、西と鳴いている小四喜を防ぐタンヤオの2,000点をあがった事がハイライトです。

【準決勝】

 今回の勝負飯はラーメン二郎でした。テレビやSNSでよく見るアレを食べると意気込んでいきました。

 当日は小学6年生の時の担任が東京でタクシー運転手をしており迎えに来て貰いました。13年ぶりに会い今はなんと某Mリーガーからよく予約が入りMリーグスタジオまで送り迎えしているとのこと。世の中は狭いと感じました。

 この準決勝、運良く個人1位を獲得することができました。一番大きな要因は「立直を一発であがれた」事です。自摸にしろ、出あがりにしろ、特に一発であがった印象があります。なので翌日のアンケートに好きな役は「立直、一発、自摸!」と書かせて貰いました。

 この日の夜は会長より好きな物を食べさせてくれると言っていただき近くにあった焼き肉屋に入ると、我々庶民がふらっと入る額ではないお店に入ってしまい、ひたすらライスと石焼ビビンバでお腹を満たしたのが思い出です。

【決勝】

 初めての配信、緊張するかなと思いましたが、いざ始まると麻雀に集中し放送されていることも忘れてました。なのでワイプで切り抜かれて居ないときにだいぶ変顔をしていたり、前のめりになって他家の捨牌をみている場面が映らなくて良かったと思ってます。唯一、決勝の東1局で3-6-9筒の立直が辺3筒に負けた瞬間だけは「あ、冷静に点棒を支払わないと」と放送対局を意識した瞬間でした、笑

 個人的には小山さんと1-4萬の高め三色立直と發・9索の三暗刻立直対決の場面が一番楽しかったです。

【最後に】

 たくさんの応援ありがとうございました!前回の東日本予選出場前の意気込みを紹介して貰ったときに、最後のまとめで

「応援の力は凄いということ。」

という話をまさに体験させて貰いました。

 アエルに行った際に声をかけてくれる方。他の店舗でも活躍を知って声をかけてくれる方。ミニ大会やセットを組んでくれて練習してくれる方。大会までにSNS等でたくさんの応援をしてくれる方。たくさんの後押しのおかげで決勝まで行くことが出来ました。

 アエルに行きだしたのは今年からの我々をここまで暖かく受け入れていただき、全力で応援していただき、つくづく「アエル」という麻雀店の素晴らしさを体感しました。

 もちろん今年も奏リーグが開催されるのであれば全国優勝を目指すべく参戦するつもりです。他にもイベントやふらっとアエルに寄ることが多々あると思いますのでその時には全国大会の裏話をたくさんこしらえていますのでお話しましょう!笑

 たくさんの応援ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!


廣中 一樹

 昨年開催された第5回ノーレート雀荘対抗戦では、たくさんの応援のおかげで良い結果を残すことができました。改めまして本当にありがとうございました。今大会のチーム代表の立場としてこれまで伝えられなかった事などをこのレポートにまとめて伝えさせて頂ければと思います。

【ノーレート雀荘対抗戦について】

 このノーレート雀荘対抗戦に参加するにあたり考えていたことがあります。それは、この大会を勝ち抜いていくためにはアエルの皆さんから応援してもらえるチームにならなければいけないということです。

 奏リーグで感じた事ですが、僕らが初めてユニフォームを作って予選にいった時、色んな方々からかっこいいと言って頂き本当に嬉しく思いました。また、そのあたりからSNSで日高町麻雀連盟の応援コメントを見るようになりとても力になった事を覚えています。応援はとても強い力になるということを奏リーグで体験させて貰ったので、応援して貰えるチームになるためにはどうすれば良いか考えた時に、ひとつ思ったことはアエルのユニフォームを作る事でした。

 僕らは日高町に住んでいるため、距離的な都合上普段からアエルに通うのはなかなか難しく、この奏リーグでアエルに来たのが初めてというチームでした。そのようなメンバーを応援して貰うためには、奏リーグと同じように今度はアエルのユニフォームをきっかけに応援して貰えればと考えました。また、ユニフォームを作る事でアエルの皆さんにも喜んでもらえれば…そのような思いも込めて作りました。ユニフォームの効果があったかはわかりませんが、全国大会でもたくさん応援を頂けて気持ちを強く持つことができ、初めての舞台でもいつも以上の力を発揮する事が出来たかと思います。

【準決勝・決勝】

 東日本予選は条件を突きつけられる中、なんとか条件を突破しギリギリの2位に滑り込み予選通過を果たしました。準決勝に勝ち進み、ここまで来たら決勝進出だけではなく優勝してアエルを日本一のノーレート雀荘にする事がチームの目標となりました。そんな中で、アエルの代表として出場するのにアエルのこれまでの歴史を知らないままで闘うのはいけないのではないかと思い、奏子さんのnoteやアエルのHPに載っている過去の大会の様子などを見てわずかながら勉強しました。そこには、アエルの由来・奏リーグを開催するまでのことやこれまでの思い出等も書かれていて、アエルの歴史を少し知る事ができました。

 ただそこには、楽しい事だけではなくコロナ過で辛かった事やこれまでの苦労なども書かれていました。それらの積み重ねを考えた時に、これまでは地元日高町のPRもという思いが強かったのですが、この準決勝・決勝はアエルのため、そしてなによりここまで築き上げてきた伊藤夫妻はじめアエルスタッフの為に優勝したい、その気持ちの方が強くなりました。準決勝・決勝も苦しい場面は多々あったのですが、この気持ちがあった為なんとか乗り越える事ができました。

 余談ですが、決勝が始まる前に金太賢プロからどうして店舗の名前がアエルなのと突然聞かれびっくりしたのですが、事前の予習?の甲斐がありお店で出会えるとかみんなに会えるが由来と答える事が出来ました。間違っていたら代表者として責任を取ってもらうと言われましたが、後で確認してみたら合っていたので良かったです笑。

【奏リーグからノーレート雀荘対抗戦で得たもの】

 4月から11月までこんなに長くひとつの大会に参加しているなんて初めての経験だったのですが、その中で一番実感していることは人の輪がとても広がった事です。

 奏リーグでは大会に参加していた方々とたくさん話をする事ができ、そこから前年優勝チーム代表の和川君と仲良くなる事ができました。和川君は競馬が好きで僕らと共通の趣味があり、奏リーグが終わった後一緒に門別競馬場で競馬をすることが出来ました。その時に、エンドルフィンズが参加した時の全国大会の話も聞けて、そのおかげで東日本予選ではあまり緊張することもなく普段通りの力を発揮できたかと思います。また準決勝前には、和川君主催のセットにも誘ってもらい参加した皆さんと奏リーグ以上に仲を深めることができチームアエルをよりワンチームにする事が出来たかと思います。

 またそれはアエルだけではなく、地元日高町でも同じように輪が広げる事が出来ました。それまで一緒に麻雀を打ったことが無い人と新たに打つ機会が得られたことや、職場の方々も最初は僕らが大会に参加している事はほとんど知らなかったのですが、勝ち進むにつれ徐々に知れ渡り、決勝戦では普段麻雀を観たり打ったりしない人もYouTubeを観て応援してくれましたと後で知りました。職場だけではなく地域の方々にも、僕らが大会に参加して勝ち進んでいた事を知っている人がいて驚きました。普段麻雀を観ない人・打たない人まで応援してくれて楽しかったと言ってもらえたのは本当に嬉しかったのと同時に、麻雀でここまで人の輪が広まった事に驚きを感じています。

 さらには、東日本予選前に小原アルトプロ・準決勝前に木村翼プロから開催して頂いた勉強会での知識や技術は、決勝まで勝ち上がる為のなによりの武器と自信になりました。この大会に参加しなければ、勉強会に参加する事も2人のプロから直接教えてもらう機会も無かったかもしれません。貴重な勉強会を開いて頂いて本当にありがとうございました。

こんなにもたくさんの人を繋げてくれて、改めて麻雀と奏リーグの素晴らしさを実感しました。

【まとめ】

 東日本予選前に書いたレポートで奏リーグに参加した理由について2つ書いたのですが、実はもうひとつ理由がありました。これについては、大会に参加した途中から思った事でもありますが、日高町から札幌へ奏リーグに参加した事で次の大会以降色んな地域のチームの参加が増えれば良いなと思っていました。2時間という移動距離やメンバーそれぞれ地域で色々携わっている状況の中でその壁を乗り越えて参加出来た事は、近隣の地域で参加を考えている方がもしいれば参加に向けて前向きなポイントになればと思っていました。

 そのように思う一番の理由としては、参加チームが増えてもっと大きい大会に発展し、色んな地域の方々と麻雀の輪が広がっていったら更に楽しい大会になるだろうなということ。運営の皆さんが困るくらいたくさんのチームが集まって、これから更に楽しい大会になるように一参加者として楽しみにしたいと思います。レポートの締めは麻雀のレポートということで、僕の今大会のハイライトを書いてこのレポートを終わりたいと思います。

【東日本予選4回戦南3局】

 僕の今大会のハイライトは東日本予選4回戦の南3局南家。チームは3回戦を終えて僅差の3番手、準決勝へ確実に進むためには8チーム中2に入らなければいけない状況の中、木下・奥野は2位のチームの選手と直対があるのでその選手よりは上へいくこと、水上・廣中は2位のチームと直対が無かったので最低でも連対以上を果たすことを作戦としてスタートした最終半荘。

 南3局南家を迎えて僕は18300点持ちのラス目。最後の親番は残っているもののなんとかラス目からは抜け出したい状況。トップ目も3万点ちょっとのトップだったので大きい和了りがでれば一気にトップに立てる。そんな状況でした。ドラ5pで6巡目が7巡目あたりに断么九、一盃口の間5p待ち聴牌を果たしますが、待ちとしては恐らく絶対的に悪く他家からはほぼ出ないだろうと思っていました。待ちが良くなるまで数巡待つか即リーチで勝負しに行くか数秒少考した結果、山に1枚でいいから残っていてくれと願いを込めて即リーチとしました。

 助かった事にラス目のリーチだったせいか周りは少しオリぎみ、親の方が若干勝負に来ているような感じでした。気合いを入れてリーチとしましたが、やはりドラのカン5pなんて簡単にツモる事は出来ずとうとう3段目。焦る気持ちを抑えながらツモ山に手を伸ばすも5pは姿を見せずに遂にツモも残り2回。その前に親から北の加槓が入るもドラは乗らず、そしてツモる事が出来ずにとうとうやってきた最後のツモ。このツモを引く前に、応援してくれている人達の事や最終戦が始まる前に木下選手から最後に会長のトップが見たいと言われました事が頭に浮かびました、チームの代表者としてなんとしてもトップを取ってこのチームを準決勝へ連れて行きたい、そう想ってツモって来た最後の牌は・・・5p。

 奇跡のツモ和了でした。これでなんとか次局へ望みをつないだと安心したら本当の奇跡はここからでした。ドラをめくるとなんとヘッドの2pに乗ってドラ2、そして槓ドラの裏をめくると出てきたのは5s、一盃口面子456sの6sにまさかの2枚乗って裏ドラ4。リーチ、ツモ、断么九、一盃口、ドラ1、裏4の奇跡の倍満を完成させ一気にトップへ。震えが止まりませんでした。そのまま逃げ切り、東日本予選通過へ貢献する事ができました。あの奇跡の倍満は、みなさんの応援が和了らせてくれたものだと思っています。

 また今年も奏リーグには参戦する予定です、目標はもちろん連覇と昨年果たせなかったノーレート雀荘対抗戦での優勝を目標に闘っていきたいと思いますが、もし違うチームが代表となったとしてもみなさんがしてくれたように、全力で応援して出来る限りの力になっていきたいと思っております。

 これからの麻雀スクールアエルの益々のご発展を祈念して、僕のレポートとさせて頂きたいと思います。この度は貴重な経験とたくさんの応援ありがとうございました。


麻雀スクールアエル

あなたの麻雀ライフを豊かに。

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